<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 慈烏夜啼>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 慈烏夜啼（じうやてい）>
<BookPage: 471-474>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
慈烏失其母，
啞啞吐哀音。
晝夜不飛去，
經年守故林。
夜夜夜半啼，
聞者爲霑襟。
聲中如告訴，
未盡反哺心。
百鳥豈無母，
爾獨哀怨深。
應是母慈重，
使爾悲不任。
昔有吳起者，
母歿喪不臨。
嗟哉斯徒輩，
其心不如禽。
慈烏復慈烏，
鳥中之曾參。
<End Poem>
<Translation>
慈鳥が母鳥を亡くして、カアヵアと悲しい声で鳴いている。昼も夜も飛び去らず、長い年月、母ゆかりの故郷の林を守っている。毎晩毎晩、真夜中に鳴き、その声を聞く者は悲しい響きにもらい泣きして、衣の襟をぬらす。
その鳴き声はこう訴えているようにきこえる。食物を口移しで食べさせるような恩返しをまだしないうちに、もう母と死に別れてしまったと。鳥たちにどうして母がいないものがあろうか。それなのにお前だけが、母を思って深く悲しんでいる。きっと母の慈愛がとても深かったために、お前を耐えきれぬほどに悲しませるのであろう。
昔、呉起という者がいたが、こいつは母親が死んだ時、葬式にもでなかった。ああ、こんなやからは、人間でありながら、心は鳥にも劣るのだ。慈鳥よ、慈鳥よ。お前は鳥のなかの曾参というほどに、孝心深いものだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
慈鳥が母鳥を亡くして、
カアヵアと悲しい声で鳴いている。
昼も夜も飛び去らず、
長い年月、母ゆかりの故郷の林を守っている。
毎晩毎晩、真夜中に鳴き、
その声を聞く者は悲しい響きにもらい泣きして、衣の襟をぬらす。
その鳴き声はこう訴えているようにきこえる。
食物を口移しで食べさせるような恩返しをまだしないうちに、もう母と死に別れてしまったと。
鳥たちにどうして母がいないものがあろうか。
それなのにお前だけが、母を思って深く悲しんでいる。
きっと母の慈愛がとても深かったために、
お前を耐えきれぬほどに悲しませるのであろう。
昔、呉起という者がいたが、
こいつは母親が死んだ時、葬式にもでなかった。
ああ、こんなやからは、人間でありながら、
心は鳥にも劣るのだ。
慈鳥よ、慈鳥よ。
お前は鳥のなかの曾参というほどに、孝心深いものだ。
<End Formatted Translation>